アジスロマイシンとは？効能・副作用・服用のポイント
アジスロマイシンは、マクロライド系の抗生物質で、呼吸器や皮膚、耳の感染症に広く使われます。名前は覚えにくいかもしれませんが、実は「ジーゼル」と呼ばれることもあるので、薬局で聞くときはこの呼び名でも大丈夫です。
「なぜこんなに長く効くの？」と疑問に思うかもしれませんが、アジスロマイシンは体内に長く残る性質があり、1日1回の服用で済むケースが多いのが特徴です。忙しい人にとっては便利ですよね。
アジスロマイシンの主な使い方
代表的な適応は、肺炎や気管支炎、咽頭炎、皮膚の化膿性疾患、性病の一部（クラミジア）です。医師が処方したら、指示通りに服用してください。一般的には5日間のコースが多いですが、症状や感染部位によっては7日間や10日間になることもあります。
服用のタイミングは食事の有無に関係なく取れますが、胃が弱い人は食後にすると胃への刺激が少なくて済むことがあります。飲み忘れたら、すぐに思い出した時に1錠足すのではなく、次の時間に通常通り飲むようにしましょう。
副作用と注意点
副作用は人によって違いますが、最も多いのは胃腸の不快感（吐き気・下痢）です。これが続く場合は医師に相談してください。また、皮膚に発疹が出たらすぐに使用を中止し、医療機関に受診しましょう。
アジスロマイシンは一部の薬と相互作用があります。特にワルファリンなど血液を薄くする薬を飲んでいる人は、血液がさらに薄くなるリスクがあるので、必ず医師に伝えてください。
妊娠中・授乳中の使用は医師の判断が必要です。安全性は確認されていますが、必要性がある場合に限ります。
最後に、抗生物質はウイルス性の風邪やインフルエンザには効果がありません。症状がウイルス性かどうか不安なときは、まず医師に診てもらうことが大事です。正しく使えば、アジスロマイシンは感染症を速く治す強い味方になります。
