心臓薬の基礎知識と選び方
心臓の調子が悪いとき、薬に頼るのは当たり前。でも、どの薬が自分に合うか迷うこと、ありませんか？ここでは、鹿児島中央駅薬情報館が扱う代表的な心臓薬をピックアップし、選び方や注意点をざっくり紹介します。実際に薬局や病院で目にしたときにすぐ判断できるようになるはずです。
代表的な心臓薬：ロプレッサーとテノルミン
ロプレッサー（Lopressor）はメトプロロールというベータ遮断薬です。主な働きは心拍数を抑えて血圧を下げること。高血圧や狭心症、心筋梗塞の予防に使われます。服用時のポイントは食後すぐに飲むか、医師が指示した時間帯を守ること。副作用はめまい、倦怠感、手足の冷感がちょっと出やすいので、運転前や重い作業前は注意が必要です。
テノルミン（Tenormin）はアテノロールというベータ遮断薬で、ロプレッサーと似た効果がありますが、作用がやや緩やかなので、軽度の高血圧や不整脈に向いています。朝食後に1錠が基本で、飲み忘れたらすぐに次の服用時間まで待ちます。副作用は疲れやすさや睡眠障害が出やすいので、夜に飲むと寝つきが悪くなる人は医師に相談しましょう。
心臓薬を安全に使うポイント
まず、自己判断で増量や減量は絶対NGです。血圧や心拍数は定期的に測定し、変化があれば必ず医師に報告しましょう。次に、他の薬やサプリとの相互作用です。例えば、NSAIDs系の痛み止めは血圧を上げやすいので、併用は医師に確認が必要です。また、アルコールは心拍数を上げる上に肝臓への負担も大きいので、飲む量を控えると安全です。
服用時の保管もポイントです。直射日光や高温を避け、子どもの手の届かない場所に置きましょう。期限が近い薬は早めに使い切るか、医師に相談して処方を更新してもらうのがベストです。
最後に、体調が急に変わったらすぐに医療機関へ。胸の圧迫感や息切れ、目まいが続くときは、薬の効果が足りないか副作用の可能性があります。早めの受診で大事に至るリスクを減らせます。
心臓薬は正しく使えば生活の質をぐんと上げてくれます。この記事で紹介したポイントを覚えて、安心して薬と向き合いましょう。疑問があれば、遠慮なく近くの薬局や医師に聞いてみてくださいね。
